地震ってなぜ起きるの?
地震ってなぜ起きるの?プレート・断層・P波S波までやさしく解説!

地球の中で起きている「力のドラマ」
私たちが「ドーン!」と感じる地震、実は地球の中で起きている“プレートのぶつかり合い”が原因なんだよ。
地球の表面は「プレート」でできている
地球の表面は一枚岩じゃなくて、「プレート」という岩盤の板が何枚も組み合わさってできているの。
このプレートたちは、1年に数cmのスピードで動いていて、ぶつかったり、こすれたり、引っ張られたりしているんだ。
力がたまり、限界を超えるとズレる
プレート同士の境界では、長い時間をかけて大きなエネルギーがたまっていくよ。
そして、あるときその力が限界を超えると、「パーン!」と岩盤がズレてしまう。
それが地震の正体なんだ。
このズレが起きた地点を震源(しんげん)と呼び、そこから地面の揺れが広がっていくんだよ。
日本はなぜ地震が多いの?
日本はなんと4つのプレートの境目に位置しているよ。
- 太平洋プレート
- フィリピン海プレート
- ユーラシアプレート
- 北米プレート
これらがぶつかり合う“超パワーエリア”にあるから、日本は世界でも有数の地震多発地帯なの。
「断層」ってなに?
地面の下の岩盤がズレることでできた「キズ」を断層って言うよ。
たとえば、大きな地震のときに地面が真っ二つにズレたり、道路が持ち上がったりしてる映像を見たことない?
あれは活断層って呼ばれていて、今も動く可能性がある断層なんだ。
「P波」と「S波」って?
地震が起きると、地面を揺らす波(地震波)が出てくるんだけど、その中には2種類あるよ。
- P波(Primary wave):最初に到達する。速くて、小刻みな揺れ。
- S波(Secondary wave):後から来る。遅くて、大きく横に揺れる。
P波は先に到達するので、地震速報ではこの波をキャッチして、「本震(S波)が来る前に知らせる」仕組みになってるんだよ。
ちなみに「余震」って?
一番大きな地震(本震)のあとにも、地盤が落ち着くまでに余震と呼ばれる小さな揺れが何度も起きることがあるよ。
余震もまた、地面がズレたあとのバランス調整みたいなものなんだ。
まとめ
・地球の表面はプレートでできていて、常に動いている。
・プレートの境目に力がたまり、ズレることで地震が発生。
・日本は4つのプレートの境目にあるため、地震がとても多い。
・ズレた場所は断層となり、活断層は今後も動く可能性がある。
・地震波には「P波」と「S波」があり、地震速報のカギにもなっている。
地震は自然の力そのもの。だからこそ、仕組みを知っておくことで、冷静に行動できるようになるんだよ。