年金は手続きしないと自動的にはもらえません?
年金の受給申請|手続きしないと自動的にはもらえません

1. 【結論】年金は申請しないともらえません
「年齢になったら自動的に年金が振り込まれる」と思っていませんか?
実は年金は自動では支給されません。受け取るには、ご自身で『年金の受給申請(裁定請求)』を行う必要があります。
手続きを忘れると、受給開始が遅れて損をする可能性も。ぜひ早めにチェックしておきましょう。
2. いつから申請できるの?
原則として、年金は65歳からの受給が基本です(繰上げ受給を希望すれば60歳からも可能)。
そのため、65歳の誕生日の前々月(誕生月の2か月前)から申請手続きが可能になります。
3. 必要な書類は?
年金の受給申請には、以下のような書類が必要です。
- 年金請求書(送付される用紙、または窓口で取得)
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 振込先口座の情報(通帳またはキャッシュカード)
- 基礎年金番号がわかる書類(年金手帳など)
- 印鑑(認印可)
状況によっては、婚姻歴や転職歴に関する証明書類などが必要になることもあります。
4. どこで手続きすればいい?
手続きの場所は次の通りです:
- 最寄りの年金事務所
- 街角の年金相談センター(一部市区町村で対応)
- 郵送での提出も可能(必要書類を取り寄せて記入・返送)
書類に不備があると受給が遅れることもあるので、年金事務所での事前相談がおすすめです。
5. 手続きを忘れるとどうなるの?
受給申請をしない限り、年金は支払われません。
ですが、申請が遅れても過去5年分まではさかのぼって支給してもらえます(時効制度あり)。
ただし、5年以上前の分は受け取れなくなるため、早めの対応が大切です。
6. まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
申請の必要性 | 年金は自動的には支給されず、受給申請が必要 |
申請のタイミング | 原則65歳の誕生日の2か月前から可能 |
提出先 | 年金事務所や年金相談センターなど |
注意点 | 申請が遅れると最大5年分しか受け取れない |
年金は一生に関わる大切な収入です。
「もうすぐ65歳だな」と思ったら、早めに年金事務所に相談してみましょう。